安易に文章を書けなくなった。
誰が読むかを気にするようになった。
誰が読むかを気にすると、途端に言葉が出てこなくなった。
結局自分は第三者に自分の価値判断を委ねて生きていると思うと、情けなくて死にたくなった。
人に誇れるような成績も成果もない。
強く信頼できるような思想もない。
強い思想を持っている人から自然と離れていくようになった。
自分は影響を与えるような人になれないから、影響を与えてくる人は心底怖いと思うようになった。
週刊少年ジャンプの主人公に憧れる。
好きなバンドマンに憧れる。
お笑い芸人に憧れる。
自分もあんな風に、と思う。
強い芯がある大人に、と思う。
思ったことは大抵できないし、願ったことは大抵叶わない。
肩書きばかり大人になっていく。
子供ではいられないと思いつつ、大人にはなれない。
未来、頼むから、